先週15日月曜日は早朝に発表されたNZ第3四半期消費者物価指数が予想を下回ったことを受けてNZドル/円が反落、前週終値から40銭ほど安い90.70円台で取引を開始しました。ドル/円は仲値前に117.70円手前まで上昇しますが、材料薄からその後押し戻されレンジ取引に。それ以外の通貨も午前は狭い値幅の動きにとどまり、ユーロ/円は166円半ばでこう着。しかし夕方から特に材料のないなか欧州通貨を中心に動意付き、ユーロ/円が前週高値を越えて167.71円まで同日高値を更新、ポンド/円も240円を突破後、同様に240.65円まで同日高値を更新しました。ドル/円も欧州時間以降じりじりと上昇し、NY入りに発表された10月NY連銀製造業景況指数が予想を大幅に上回るとNY序盤に117.93円まで同日高値を更新。しかし米株式が利益確定売りで反落してスタートすると、ドル/円・クロス円は上げ幅を急速に縮小。ドル/円が117.50円を大きく割り込み、クロス円では特にオセアニア通貨の下げ幅が大きく、豪ドル/円・NZドル/円がそれぞれ高値から2円近く反落。その後も米系銀の業績見通しがネガティブであったことなどを受けダウ軟調の推移が続き、ドル/円は117.10円まで同日安値を更新。ダウが引けるとようやく下げが一段落し、ドル/円・クロス円は安値から若干反発、朝方は戻りをうかがう展開となりました。
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16日火曜日、ドル/円は午前117.40円台まで持ち直したものの、117.50円を手前に上値の重い展開となり、ユーロ/円を始めクロス円も東京時間はこう着した値動きになりました。米国株の下落を受けて日経が大幅反落するなど、市場のリスク許容度が急速に低下するなか、夕方に突如クロス円中心に円買いが急加速。ユーロ/円が166円後半から1.50円以上急落し、一時165円を割り込み、豪ドル/円もまた高値から3円近く暴落。ドル/円も117円を割り込んで116.43円まで安値を更新するなど全面円安の展開に。急激な下げであったためドル/円・クロス円は軒並み下値で反発しますが、ポンド/円は同日発表された英9月消費者物価指数(CPI)が弱含んだことから、反発後伸び悩み237円台の安値圏でもみ合いに。ロンドン時間、独10月ZEW景況指数が予想以上のマイナス幅縮小を示すも市場は特に反応せず、欧州株やダウ先物の軟調が続いたため、クロス円は再びじり安に。NY時間、カナダ銀行(BOC)が政策金利を市場の予想通り4.5%に据え置き、声明文で今年の成長見通しが若干上方修正されたものの、インフレ見通しについては来年にはBOCの目標とする2.0%以内に低下すると予想、加ドル/円への影響は限定的でした。一方8月対米証券投資が予想外の大幅流出となり、またトルコ・イラク国境の緊張を受けて原油が急伸すると、米景気の減速懸念からNYダウが続落、下げ幅を一時100ドル以上に拡大。しかし株安にもドル/円・クロス円は底堅い推移となり、安値圏でもみ合いに。
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17日水曜日は午前から前日の米株価の軟調な地合いを引き継ぎ、ドル/円・クロス円とも上値の重い展開。その後インド当局が株式への海外資金流入を制限する提案をしたことを受けインド株式が急落すると、日経が300円以上に下げ幅を拡大、株安につれて軟調となったドル/円は116.16円まで同日安値を更新、またユーロ/円も164円半ばまでじり安となりました。しかし東京時間の円買いが一巡すると、夕方以降欧州株やダウ先物の堅調な推移を背景に円買いポジションのショートカバーが優勢に。ポンド/円は夕方発表された今月分のイングランド銀行(BOE)議事録において、政策金利の据え置きが8対1で決定され、利下げ票が1票にとどまったことや、英9月失業者数が予想以上に減少したことが好感され、236.21円の同日安値から切り返し、NY序盤には238.78円まで急伸。またドル/円も117円台を回復し117.18円の同日高値をつけ、ユーロ/円は166.45円へ安値から2円近く上昇。NY時間は米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となるも、米9月住宅着工件数や同建設許可件数がともに予想を大幅に下回り、市場は強弱まちまちの結果に特に反応せず。しかしFRBの利下げ観測が高まったことが米株式市場で好感されダウが反発、一時100ドル以上に上げ幅を拡大。しかし原油高に嫌気してNY中盤以降ダウが下げに転じると、ドル/円・クロス円も徐々に上昇幅を縮小、ドル/円は116円前半の水準まで再び値を下げました。その後公表された12地区連銀報告書(ベージュブック)では住宅関連以外では経済全体に影響は限定的との見解を受け、株安・円高が一服。NY終盤にかけては小動きとなりました。
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18日木曜日午前は、前日の弱い米住宅指標を受けた軟調な流れを引きずり、ドル/円・クロス円とも上値の重い展開に。日経が反発して始まるもドル/円は116.50円をはさんでもみ合いで推移。午後にかけてクロス円中心にじりじりと上昇し、ユーロ/円が166円を一時つける場面がありましたが、反発して始まった欧州株がその後下げに転じると市場では円買いが急速に強まり、中国人民銀行総裁が追加利上げの可能性を排除しないとの発言もあってクロス円が反落。ユーロ/円は165円前半へ下落、また米利下げ期待を蒸し返す形でドル売りも加速し、夕方にはドル/円が3日以来となる115円台へ。またポンド/円は英9月小売売上高が予想を大幅に上回る結果を示すも、円高圧力に相殺され影響は限定的でした。その後、米大手銀が大幅な減益決算を発表したためダウ先物が下落。株安に引っ張られるように再び円買いが殺到、ドル/円が一時115.26円まで同日安値を更新。またユーロ/ドルが1.43ドル台を突破して史上最高値を更新したものの、ユーロ/円は前日に続いて165円割れとなりました。NY中盤以降、ダウが前日比プラス圏へ戻してくるとようやくドル/円・クロス円に買い戻しが入り、ドル/円が115.86円まで上昇。しかし買いが続かず終盤は再び軟調な展開に。
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19日金曜日東京時間は前日の米株式反落に続いて日経が一時300円以上下落するなど、リスク資産回避の動きが活発化し、ドル/円・クロス円も軟調な推移。ドル/円は115.50円を下抜けてから下落が加速し、午後には10月1日以来の115円割れを示現し114.82円まで下値を拡大。またユーロ/円も朝方の水準から1円以上値を下げ164円前半まで下落しました。夕方以降、ドル/円・クロス円は一進一退の展開が続き、ドル/円はロンドン時間一時115.71円まで戻すも、NY時間に入るとG7を前に円売りポジションの巻き返しが強まり再び115円割れ。またポンド/円は第3四半期GDP速報値が予想を上回ったことを受け、その後237円手前まで上昇しますが、こちらもNY時間に235円台へ押し戻される展開に。なおユーロ/円はG7の声明で、中国の為替政策に対する要望が盛り込まれるとのカナダ当局者発言や、ユーロ高けん制を懸念する売りを受け、163円台へ大幅反落。米株式市場が始まるとドル/円・クロス円は米株式動向に連動する形となり、取引終盤に下げ幅が300ドルへ拡大したダウにつれてドル/円は同日安値を114.55円まで更新。クロス円も値崩れを起こし、ユーロ/円が163.67円と10月3日以来の安値を示現。結局ダウは取引終了までじり安の推移となり、ドル/円・クロス円は軒並み安値圏で取引を終了。ドル/円は前週比3.02円安の114.58円で引けとなりました。先週は米企業決算や米住宅指標の悪化を受けて、米景気の後退懸念が強まり、NYダウを始め各国株価が下落。そうしたリスク資産回避の動きが加速するなか、週末G7を前にした円売りポジションの巻き返しも重なって、ドル/円・クロス円は高値圏から大幅反落、ドル/円は10月1日以来の114円台へ下落しました。G7声明では結果的にユーロ高や円安・ドル安などについては特に言及されず、中国人民元の上昇を求める内容が盛り込まれ、その他、市場はファンダメンタルズを反映すべきといった従来の内容を踏襲するにとどまりました。FX
G7声明に強いインパクトはなかったものの、米景気減速観測を足かせとするリスク回避の動きが、週明けの為替市場を直撃し、22日月曜日は朝方からドル/円が114円を割り込むなど円買いが急速に進行しました。また米景気減速観測を受けて月末31日のFOMCで0.25%の追加利下げが行われるとの見方が強まり、これもドルを圧迫する要因となっています。今週は米景気に対する悲観論が株安をさらに後押しすることになるか、ダウを始めとした株価動向が注目されます。そのなかで今週発表される米9月中古住宅販売件数と同新築住宅販売件数が、米住宅市場の低迷を改めて確認する内容となると株安・円高が一層進む可能性があるため注意が必要です。しかし米雇用市場や個人消費の堅調さから、米経済全般については明らかな後退リスクが見られないとの見方もあり、その点で25日発表の企業の設備投資を示す指標である米耐久財受注の内容にも注目したい。
また先週はNY原油市場で90ドル台を示現するなど、商品市況の高騰が続いており、こうした状況に世界的な関心が集まりつつあります。独連銀総裁は先週、原油高によるインフレ圧力を危惧する発言を行い、G7でも原油高が世界経済を鈍化させる要因として挙げられました。米国では景気減速を背景とした利下げ観測が強まる一方、原油高などを受けたインフレ圧力が以後強まることが予想され、FRBが米景気とインフレにどう配慮していくか、今後の対応に注目が集まります。
先週ドル/円は117.93円の高値後、大幅反落する展開となり、週末には115円を割り込み、114円半ばの安値圏で取引を終えました。そして今週22日ドル/円は5日続落の弱い地合いを引き継ぎ、113円後半へ窓を大きく開けてスタート。114円を割り込んで始まっていることから、まずは下値探りの展開に注意したい。下値はボリンジャーバンド下限の114.30円が目先の支持線となり、113円を割り込んだ場合、9月の安値圏112.60円台が次のポイントになります。しかしここから下は8月安値の111円台まで支持線に乏しいゾーンとなるため注意が必要です。相場の方向性を探る上で114円をはさんだ攻防が注目されますが、一方でチャート上に出現した窓を今後埋めにいく展開も予想でき、114円台を回復できれば115円を中心とした114.00-116円のレンジ内へ復帰する可能性も出てきます。今週の予想レンジは112.00-116.00円。
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